groovers choice

70年代から80年代が全盛期だったFUSIONサウンドの名盤を集めました。 2017.09.01
リターン・トゥ・フォーエヴァー
チック・コリア
1972年発表。フュージョン誕生ともなった歴史的名盤。
ラテン、ロック色の強い内容となっており、今までアコースティック主体だったジャズが、エレクトリック・キーボードを使ったサウンドに移行したターニングポイント的なアルバム。
アルバム名のリターン・トゥ・フォーエヴァーは後にグループ名となり、メンバーを変えながらサウンドも進化し続ける。
Breezin'
George Benson
CTIからWARNER(QWEST)にレーベルを移籍、その第1弾アルバム。
今まではギタリストとしてのBensonが有名だったが、後に大ヒットプロデューサーとして音楽業界で大活躍するクインシー・ジョーンズとタッグを組むことで、ヴォーカリストへと開花していったターニング・ポイントとなった名盤。
勿論、ウェス直系のオクターブ奏法のギタープレイも存分に聴かせてくれる。
ストリート・ライフ
クルセイダーズ
フュージョンからR&Bへ!
ランディー・クラフォードをヴォーカルにフィーチャーしたタイトル曲「ストリート・ライフ」は、R&Bチャートも駆け上り、日本では特にサーファーディスコでプレイされる名曲となった。
このヒット以降、クルセイダーズのアルバムには、ヴォーカル・ナンバーが収録されることになり、フュージョン・ファン以外にも大きくアピール、成功を収める。
Winelight
Grover Washington Jr.
フュージョンの名盤でもあり、ビル・ウィザースの歌声が渋い名曲「Just The To Of US(邦題:クリスタルの恋人たち)」は、AOR、R&Bの名曲として、今もなおファンを魅了し続ける。
ちなみにこの曲はビルボードのチャートで最高2位にランクイン、アルバムもチャートの5位にランクし大ヒットを記録した。
Fandango
Herb Alpert
Herb Alpertの名盤は一般的には『RISE』ですが、日本では当時、サントリーウィスキー“ロバートブラウン”のTVCM曲に起用された「Route 101」が、本人も出演したことで強い印象を残している。心地よいシャッフル・ビートに絡むトランペットを吹く姿に、大人のクールな男性も感じた時代だった。
その他にもティファナ・ブラス時代を彷彿とさせるラテン・サウンドが満載で、情熱を感じる熱いアルバム。
マウンテン・ダンス
デイヴ・グルーシン
LAフュージョンの中でも名盤とされるアルバム。
当時はまだ無名に等しかったマーカス・ミラーをベーシストに迎えていることも注目。
収録曲はタイトル曲が映画“恋に落ちて”に起用されヒット。またリー・リトナーやアル・クルーの名演で有名な「キャプテン・カリブ」などをカバーしたりと、話題になった。
そしてデイヴ・グルーシンは、LA FUSIONを代表するレーベルGRPを設立し、シーンを引率し続けた。
ジェントル・ソウツ
リー・リトナー & ジェントル・ソウツ
本作は1977年にリリースされたアルバムで、当時としては画期的というべき、ダイレクトカッティング方式でレコーディングされたもの。
このレコーディングは、録音、編集、マスタリングという過程を踏まずに、いきなりその場でミックスダウンしカッティングするという、言わばミュージシャンとしては相当な技量と精神力が無ければ挑戦できなかった方法。
緊張感の中にテクニカルな演奏が存分に堪能できるアルバム。
ナイト・バーズ+1
シャカタク
1980年代UK発、キーボードプレイヤーのビル・シャープをリーダーとしたグループ。
当時はブリット・ファンクと言われ、メインストリームのフュージョンというよりは、ニューロマンティック・ムーブメントから派生した音楽というイメージでした。
サウンドは、美GM(BGM)と言われた通り、ダンサブルなビートに絡む滑らかでスムースなメロディが、トレンドに敏感なOLを中心に人気を博した。
虹の楽園
ジョー・サンプル
クルセイダーズのキーボードプレイヤー、ジョー・サンプルのソロ第1弾アルバム。
4曲目、彼の代表曲となる「メロディー・オブ・ラブ」のような美しいピアノのメロディーが印象的なナンバーが揃ったアルバム。
アルバムにはクルセイダーズのロバート・ポップス・ポップウェル(b)、スティックス・フーパー(ds, per)をはじめ、アーニー・ワッツ(sax, fl)、ディーン・パークス(g)、デヴィッド・T・ウォーカー(g)、レイ・パーカーJr.(g)、ポウリーニョ・ダ・コスタ(per)などが参加。
はげ山の一夜+1
ボブ・ジェームス
沢山のアルバムを残したボブ・ジェームズだが、本作は90年代ヒップホップ・シーンで超定番のサンプリング・ナンバーとなった「ノーチラス」や、フリーソウル・クラシックとしても人気が高く、美しいローズ・ピアノの音色が堪能できる「フィール・ライク・メイキング・ラブ」、そしてリズムマシーンのように正確なスティーヴ・ガッドのドラムなど、聴きどころ満載の内容になっている。
尚、アルバム名はムソルグスキー作曲のもの。
ツァラトゥストラはかく語りき
デオダート
70年代初頭、良質なFUSIONアルバムをリリースしてきたレーベルCTIより、同レーベルを代表する作品。
ブラジル出身のキーボードプレイヤー/アレンジャーのデオダートは、クラシックとジャズ、ロックを融合したサウンドが特徴。
タイトル曲は、映画「2001年宇宙の旅」のカバーということもあり、大きな話題、ヒットに繋がった。
その他にもガーシュインの名曲「ラプソディー・イン・ブルー」のカバーも有名。
Black Byrd
Donald Byrd
ドナルド・バードはジャズ界を代表するハードバップ系のトランぺッターですが、本作はレーベルを移籍し、R&Bやファンク色を強めたアルバムとなり、90年代の日本ではレア・グルーヴを代表する名盤として再評価された。
クルセイダーズのウィントン・フェルダー(sax)、ハーヴィ・メイソン(ds)、デヴィッドTウォーカー(g)などのメンバーをバックに、黒く太いグルーヴ・サウンドが堪能できる。
Who Is This Bitch, Anyway?
マリーナ・ショウ
ピアニスト兼ヴォーカリストのマリナー・ショーのアルバムの中でも1番の人気を博す名盤。
名曲「Feel Like Making Love」も収録されていることも大きいが、デイヴィッド・T・ウォーカーやラリー・カールトン(g)やチャック・レイニー(bs)、ハービー・メイソン(ds)などのバック陣の演奏も素晴らしい。
特にデヴィッド・T・ウォーカーとラリー・カールトンが絡む1曲目などは実にスリリングなギタープレイが堪能できる。
Two Headed Freap
Ronnie Foster
1972年の作品。
ロニー・フォスターはジャズギタリスト、グラント・グリーンのバック・メンバーとして活躍。
本作は90年代に人気を博し、シーンを引率したジャジー・ヒップホップ・グループのトライヴ・コールド・クエストのヒット曲「Electric Relaxation」でサンプリングとして使用された7曲目「Mystic Brew」が若いファンに注目され、アルバムも再評価された。
メロウでファンキーなグルーヴが好きな方なら本アルバムは満足のいく作品。
ガッドアバウト
スティーヴ・ガッド
ジャズメンとして、様々な音楽のセッション・ドラマーとして大活躍してきたスティーヴ・ガッド初のソロ・アルバム(1984年発表)。
とにもかくにも決して崩れないリズムはメトロノームの様で、その正確さを感じることのできるアルバム。
アルバムには、スーパー・バンド、スタッフのメンバーでもあるリチャード・ティー(key/p)が参加。
後に自身のバンドThe Gadd Gangを結成、日本では大ヒットする。
フューズ
フューズ・ワン
FUSIONの名門レーベルCTIよりリリース。
フューズ・ワンは当時のスーパー・ミュージシャンの集合体的なプロジェクトで、スタジオアルバムとしては3枚のアルバムを残している。本作はその1枚目。
トニー・ウィリアムズ、レニー・ホワイト(ds)、ラリー・コリエル、ジョン・マクラフリン、エリック・ゲイル(g)、ロニー・フォスター(key)、スタンリー・クラーク(bs)、ジョー・ファレル(sax)、など、フュージョン・ファンは避けて通ることの出来ない面子が参加。
カリフォルニア・シャワー
渡辺 貞夫
デイヴ・クルーシンのプロデュースで、当時LAの人気スタジオ・ミュージシャンを起用、1978年にリリースされたアルバム。
アルバムタイトル曲は資生堂ブラバスTVCM曲に起用され、俳優の草刈正雄と渡辺貞夫自身も出演し、お茶の間にフュージョン・サウンドを知らしめていった。
尚、この共演TVCMはシリーズ化して人気を獲得し続けた。
TAKANAKA
高中正義
日本を代表するスーパー・ギタリストの一人、高中正義のセカンド・ソロ・アルバム。
サディスティックス後藤次利今井裕、高橋幸宏)時代から現在でも人気定番曲となった「Ready To Fly」や、シングルカットもされた「Sweeet Angel」に「Mamboo No.5」などを収録。トロピカル・ブームの中心にあったアルバム。
シティ・コネクション
日野 皓正
日本を代表するサックス・プレイヤーの第1人者が渡辺貞夫なら、トランぺッターは日野皓正。
本作は1979年ジャズの本場NYでレコーディング。
アルバムタイトル曲は、当時サントリーウィスキーホワイトのTVCM曲に起用され、渡辺貞夫同様、フュージョン・サウンドの心地よさ、カッコよさを印象つけていった。
トチカ(TO CHI KA)(24bit/96kHz)
渡辺香津美
1980年リリース、マイケル・ブレッカー(sax)、マーカス・ミラー(bs)、ウォーレン・バーンハート(key)、マイク・マイニエリ(vibe)、トニー・レヴィン(bs)、ピーター・アースキン(ds)他、豪華メンツでNYレコーディングを行った渡辺香津美の初期代表作。
5曲目「ユニコーン」は、当時HITACHIのミニコンポLo-Dに起用され本人も出演しヒットした。
セイリング・ワンダー
増尾好秋
NY在住。人気実力No.1サックス・プレイヤー、ソニー・ロリンズ・バンドのギタリストとして有名な増尾好秋、1978年のアルバム。
本作は、フュージョン界のスーパー・バンド、スタッフのメンバーであるスティーヴ・ガッド(ds)、リチャード・ティー(p)、エリック・ゲイル(g)を迎えたヒット・アルバム。
THE SEPTEMBER WIND 九月の風〜通り過ぎた夏 <2017 Remaster>
松岡直也&ウィシング
1980年代後半、わたせせいぞうによるショートアニメ(漫画)「ハートカクテル」のヒットによって、普段フュージョンを聴くことのない音楽ファンにも、心地よいラテン色の強い松岡直也のサウンドは大ヒット!正にバブル期の象徴ともなった。
本作は1982年にリリースされた初期のベスト・アルバム。
MR.BASSMAN
後藤 次利
現在は完全に裏方として大活躍している後藤次利が、スーパーバンドのサディスティックス解散後、1979年にリリースしたソロ第1弾アルバム。
スラップ・ベースが特徴のプレイヤーですが、本作はメロディ重視のトータル的なサウンドが楽しめるアルバムに完成されている。
スラップベースを堪能するのであれば『ON BASS』を是非!!
A COOL EVENING
今井 裕
サディスティック・ミカ・バンド、そしてサディスティックスのキーボード・プレイヤーとして活躍した今井裕、1977年のアルバム。
サディスティクスの高中正義後藤次利に林立夫、斉藤ノブ、細野晴臣などがレコーディングに参加。今井裕のメロウなキーボード・サウンドが堪能できる心地よさ抜群のアルバム。