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“交響組曲AKIRA 2016/芸能山城組”完成披露試聴会 2016.07.16

 

1988年公開の劇場アニメーション「AKIRA」のために制作された名作が蘇る!

原作者・大友克洋氏自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費10億円、当時最高のアニメーション技法を費やし1988年に公開された劇場アニメーション「AKIRA」のために制作された作品が28年の時を経て新たにハイパー・ハイレゾで生まれ変わる。

   

 

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一瞬にして空が引き裂かれる様がありありと目に浮かぶほどリアルな雷鳴。そしてヘリの旋回するノイズとバイクのエンジン音は、むしろリアルというよりも、ガラガラヘビの不気味な振動音、あるいは悪魔の咆哮を想起させるような怪しげな響き。いずれにせよ、得も言われぬ臨場感を以って、聴き手に何やら胸騒ぎのようなものを喚起する音だ。そして、バリ島の巨竹打楽アンサンブル、ジェゴグによる呪術的なビート。“エスニックな記号”として貼り付けられたような代物とは一線を画し、音そのものが眼前で鳴っているがゆえに、エキゾティシズムよりも普遍性を帯びた音へと昇華され、まるで心臓の鼓動のごとく聴き手の身体全体に共鳴する。ジェゴグがしばし時を刻んだ後、「アラシ」「ガレキ」「ホノオ」「カケラ」「マチ」といった日本語が呪文のごとく並べられていき、やがて、かの有名な「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声へと続く。
身体全体が音に包まれる感覚。爆音といっても、スピーカーを歪ませて響くような“濁った”音ではなく、爆音そのものが細密に再現されているゆえに、そこに内包される“本質的な激しさ”がダイレクトに伝わってくる、といった印象だ。
奇しくも芸能山城組組頭・山城祥二氏より「音を聴いた感想」を求められた際、思わず筆者の口を衝いた言葉は「器の大きな音」だった。もちろん、このハイレゾ版『交響組曲AKIRA2016』に添付される膨大な情報量のデジタル・ブックレットにはあの時点では目を通しておらず、山城氏自身がその冒頭から「器」という比喩を使っていたことは知らなかった。それを後ほど知り及び、この『交響組曲AKIRA』を創造した偉大なる音楽家と同じ表現を使ったことに少し誇りを感じながらも、あたかも剽窃したかのような物言いを(知らずとはいえ)厚顔無恥にもご本人の前でしてしまったことに恥じ入るばかりだった。
ただ少々弁明させていただくなら、氏がライナーノーツで使った「器」という言葉は、まさに音が格納される 「容器」-----すなわち「メディア」あるいは「フォーマット」のことだ。一方、筆者の意味する「器」とは、その衝撃的な 音を聴いて頭に浮かんできたイメージである。音の定位、 その鮮明な輪郭、倍音や残響などが作り出す音のふくよかさや広がり、そして強烈なダイナミズム、などを体感するにつけ、それらが強く、大きく、鮮やかに鳴り響いているにも拘らず、互いの音がぶつかり合ったり打ち消し合ったりすることなく、広大な空間の中で鳴っているような印象を受けた。極めて大きな「器」の中で鳴っているからこそ、十分な音量・音圧・ダイナミズムを備えながらも、とてもクリアに、とても心地よく、そしてとても鮮明に音が広がっていく、と感じたのだ。
6月20日。ハイパーソニック研究所スタジオ・テラで行われた「ハイパーハイレゾ エディション Symphonic Suite AKIRA2016 “交響組曲AKIRA2016/芸能山城組” 完成披露試聴会」。
1988年に映画『AKIRA』のサウンドトラックとして制作された『交響組曲AKIRA』は、映画と共に世界的な大ヒットを記録し、その先鋭的で唯一無二の音楽は絶大な評価を得たものの、当時のCDの規格では山城祥二氏が提唱する“ハイパーソニック・エフェクト”を再現することはできず、山城氏がこの音楽に込めた“本来の 意図”、ひいてはこの音楽の”本来の姿”を世に問うことができなかった。だが、ハイレゾ音源という新たな”メディア”が出現し、それを享受する環境が次第に整ってきた今、ようやく山城氏の意図したサウンドが理想的な形で完成を見ることとなったのだ。そしてこの日、スタジオの巨大なスピーカーからあの「器の大きな音」が鳴り響いたというわけだ。
実際の音の試聴までには、「ハイパーハイレゾ」に関する様々な説明が繰り広げられた。放送大学教授/工学博士の仁科エミ氏より、「なぜ“ハイパーハイレゾ” AKIRAなのか?」という命題で「ハイパーソニック・エフェクト」「ハイパーソニック・ウルトラディープエンリッチメント」といった語句についての解説があった。また、当時『交響組曲AKIRA』のエンジニアを務めていたサウンド・プロデューサーの高田英男氏より、『交響組曲AKIRA2016』の制作環境についての説明があった。
いずれの解説も、とても詳細かつ丁寧、それでいて簡潔で理解しやすいものだったが、様々な実験結果やデータが数々の図式やグラフと共に提示されていたがゆえに、門外漢である筆者がこのスペースでそれを論述するのは少々荷が重い。もっとも、その必要もないだろう。このたびリリースされる『ハイパーハイレゾエディション交響組曲AKIRA2016』の購入特典として配布されるデジタルブックレットには、そうした解説が興味深いエピソードと共に詳細に記されているので、ぜひともそちらをご覧いただきたい。
ごくごく簡単に説明するならば、「ハイパーソニック・エフェクト」とは、「ハイパーソニック・サウンド」(人間の可聴音〈約20kHzと言われている〉に超高周波音〈約20kHz以上の人間の聴き取れない音〉を加えたもの)が人間の心と身体にもたらす影響のこと。具体的には、音をより美しく感じたり、脳波α波が増大したり、脳血流が増加したり、ストレスが減少したり、免疫が活性化したり、といった効果があるそうだ。ちなみに、可聴音と超高周波音を同時に聴かないとその効果は得られないとのこと。また、超高周波音はイヤホンなどを使用して耳だけで聴いてもその効果はなく、体表面で浴びなければ効果を得られないとのことだ。
ハイパーソニック・エフェクトは、可聴音域がカットされたCDなどでは再現できなかったのだが、そこに超高周波音をミックスすることで、そうした効果が得られる音源へと作り変えることができる。そのような処理法が「ハイパーソニック・ウルトラディープエンリッチメント」と呼ばれるものだ。
とりわけ興味深かったのが、「ハイパーソニック・ウルトラディープエンリッチメント」を施す際にミックスした超高周波音は、熱帯雨林で採集した自然音だということ。そして、超高周波を含む自然音を手に入れるために、山城氏指揮する研究チームは世界各地の熱帯雨林へと赴いたとのことだ。アフリカは旧ザイール共和国のイトゥリの森、カメルーン中部の森、中南米パナマのパロ・コロラド島、ブラジルはアマゾン流域や大西洋岸にあるアトランティックフォレスト、インドネシアはジャワ島のウジュン・クロンの森、マレーシアはボルネオ島の森など、その採集地は広範囲に及んでいる。そして驚いたことに、熱帯雨林と聞けばアマゾン流域を思い浮かべる向きも少なくないと思うが、今やアマゾン流域では“良質”の超高周波音を得ることは難しく、ブラジルならアトランティックフォレスト、あるいはパナマのパロ・コロラド島などの方が採集に適した地域であるとのことだ。
これは極めて示唆的な話である。そもそも超高周波音というものは、簡単に合成して作られるものではないそうだ。熱帯雨林で採集した自然音とは、すなわち膨大な種類の昆虫の鳴き声である。昆虫は種類によってそれぞれ固有の周波数で鳴き声を発しており、少なくとも数百種類の昆虫が一斉に鳴かなければ、超高周波を得ることができないとのこと。そして、アマゾン流域では環境破壊の影響で昆虫の種類も減少しているのであろう。そこでは今や「ウルトラディープエンリッチメント」に適した超高周波音が採取できなくなっているというのだ。
山城氏の「音」への執念が、皮肉なことに「音」そのものによって、環境破壊の実態を浮き彫りにしてしまった。これは、『AKIRA』に描かれた“荒廃した世界”が現実のものとなろうとする予兆ではないのか、と言ったらあまりに飛躍し過ぎであろうか?
その一方で、 『交響組曲AKIRA』の超高周波を体感しながら、そして山城氏の話に耳を傾けながら、こんなことも感じた。
研究に研究を重ね、高度なテクノロジーを駆使して再現することに成功した『ハイパーハイレゾエディション 交響組曲AKIRA2016』。これは“ハイパーハイレゾ”の名に相応しい最先端の音源であることは間違いないのだが、氏が作り上げた ものは「この世に存在しなかった全く新しいもの」では決してない。音響的には、熱帯雨林と同等の環境を作り出そうとしたわけだ。
人類は熱帯雨林という環境の中で進化していったという。東京という大都会でさえ、文明が出現する以前の太古の昔には、熱帯雨林と同様の自然環境の中にあり、そこには超高周波が満ち満ちていたことだろう。そして、山城氏の研究が示しているとおり、現代人の身体の機能は未だにそうした自然環境を理想的なものとしており、脳も身体もそうした環境下で最も活性化されるのだ。そういった意味では、氏の創造した音楽は、「ハイパーソニック・エフェクト」「ハイパーソニック・サウンド」「ハイパーソニック・ウルトラディープエンリッチメント」といった何やら“未来的”な枕詞が付せられるものの、人間の本来的な機能に則した「人に優しい音楽」であり、それはつまり、極めて「人間的」な音楽なのだ。
ぜひ、この『ハイパーハイレゾ エディション 交響組曲AKIRA2016』の“心と身体に心地よい音”を全身で浴び、人類にとって“本来あるべき環境”の中に身を置いていただきたい。
 

(取材・文:石川真男)

 

 

音源と品質種類について(説明、定義、免責)

 

ハイパーハイレゾ音源は、その名のとおり、ハイパーソニック・エフェクトを発現しうる情報構造をもったハイレゾリューション配信オーディオファイルを意味します。とはいえ、それらの形成過程や信号構造は単純ではなく、多様です。これらを配信するに当たって、そのいろいろな属性の中から特に重要な超高周波領域に注目し、全体を三つのカテゴリーに分類するとともに、価格設定の根拠としました。

 

ハイパーハイレゾの名のもとに配信されるコンテンツは、1アルバムごとに、典型的な15 秒間について実測したFFT スペクトル(Fast Fourier Transform 高速フーリエ変換により解析された音源のもつ時間平均周波数スペクトル。音源に含まれる周波数成分を可視化)を添付します。これらには のマークを付します。

 

なお、すべて音源は、予告なくヴァージョン・アップされることがあります。

 

四つの品質種類は次のように定義されています。

 

〔ハイパーソニック・ピュア〕

オリジナル音源自体に複雑性をもつ32kHz以上の超高周波が豊富に含まれ、配信ファイルの典型的な15 秒間のFFT スペクトルにおいて40kHz 以上の成分の存在が明瞭に認められるもの。

 

〔ハイパーソニック・ウルトラ〕

CD 仕様などのハイカット・デジタル音源に、天然の音源に含まれている有効な複雑性超高周波成分を音楽信号の動きに合わせて加えて構成。配信ファイルの典型的な15 秒間のFFT スペクトルにおいて40kHz 以上の成分の存在が明瞭に認められるもの。

 

〔ハイパーソニック・ウルトラディープ〕

CD 仕様などのハイカット・デジタル音源に、天然の音源に含まれている特に有効であると同時に16kHz ~ 32kHz に分布するネガティブファクターが適切に制御された複雑性超高周波成分を音楽信号の動きに合わせて加えて構成。配信ファイルの典型的な15 秒間のFFT スペクトルにおいて60kHz 以上の成分の存在が明瞭に認められるもの。

 

〔ハイパーソニック・セラピー〕

オリジナル音源自体に40kHz 以上の複雑性超高周波が持続性高く含まれ、その典型的な15 秒間のFFT スペクトルにおいて50kHz 以上の成分の存在が明瞭に認められるもの。理論的に基幹脳の活性化が高度に期待されます。

 

ただし、ハイパーソニック・エフェクトの発現は、体調差、個人差、音以外の要因などの影響を排除できません。従ってコンテンツは、医療目的をはじめとする効果の発現について保証するものではありません。これについては、四つの品質種類すべてについて同様とします。

また、すべての品質種類のコンテンツは、ハイパーソニック・エフェクトを発現しうる情報構造をもった信号を提供するものにすぎません。よって、その信号の使用によって導かれる現象については、一切を責任対象外とします。

 

この音源『交響組曲AKIRA2016』は〔ハイパーソニック・ウルトラディープ〕品質です。

 

[( 株) ハイパーソニック研究所]

 

 

 

 

<購入者全員プレゼント>

 

アルバム購入して頂いた方全員にデジタルブックレットをプレゼント!

2週間以内にご登録のメールアドレスにお送りさせて頂きます。

プレゼント期間:2016/7/16~2016/10/31 までにアルバムを購入した方が対象です。