groovers choice

lyrical school インタビュー第2弾! 2016.07.06

 

  サマーファンデーション  
  RUN and RUN
lyrical school

↓↓↓ 前回のインタビューはこちらへ ↓↓↓

前回のインタビューを見にいく

lyrical school

↓↓ チェキプレゼントはこちらへ ↓↓

 

mei minan ami
結成当時からのオリジナル・メンバー。
抜群のスタミナと運動神経でステージ上を駆け回り、オーディエンスを煽る。
2013年加入。歌パートや旋律的なフロウのラップを担当することが多く、その深みのある声を印象的に響かせる。 リリスクきっての愛されキャラ。6匹の猫を飼う愛猫家。そして、FMおだわら(78.7MH.z)毎週木曜22:30~「アイドル放送局」パーソナリティーも務める。

 

(あ、前回のインタヴューもそうですが、メンバーのワンショットは全て本人による“自撮り”です!)

都心では、梅雨も明け切らぬまま夏本番を迎えたかのようなギラギラした陽射しが照りつけているが、そんな季節の“勇み足”に呼応するかのごとく、早くも今夏の“サマーアンセム”が誕生した。縦型スマホジャックMVで話題の「RUN and RUN」でメジャーデビューを果たしたlyrical schoolが放つ、メジャー第2弾シングル「サマーファンデーション」だ。

インディーズ時代のヒット・ナンバー「brand new day」の制作陣「作詞:LITTLE(KICK THE CAN CREW) 作曲:AxSxE(NATSUMEN)」が再びタッグを組んだこのニュー・シングル。生のバンド・サウンドが紡ぎ出すグルーヴの上で、攻撃的なラップから可愛らしい“お喋り”のようなフロウ、そして印象的なサビの歌パートまで、彼女たちの真骨頂である“アイドルラップ”が華麗に舞い踊っている。

夏の定番曲としては“大先輩”にあたる、RIP SLYME2002年の大ヒット曲「楽園ベイベー」は、“常夏の楽園”での甘美なアバンチュールを歌ったものだが、一方lyrical schoolの「サマーファンデーション」では、夏に湧き上がる甘く切ない恋心が繊細な筆致で綴られている。「楽園ベイベー」が南国のビーチやプールサイドを想起させるものであるのに対し、「サマーファンデーション」は舞台が夏祭り、そして盆踊り。「祭囃子」「風鈴」「蝉時雨」「夜店の焼きそば」といった言葉が並び、日本の夏を描き出している。

‘70年代のブロンクスで生まれたアフリカン・アメリカン文化に、日本情緒を溶け込ませる。かの偉大なる先達、吉幾三が1984年に「俺ら東京さ行ぐだ」で試みた“大胆な実験”だ。そして、このアイドルラッパーたちは、そんな“実験”に屈託なくしなやかに挑み、そして見事に成功させている。

日本情緒が醸し出す微細な情感。そこには、誰しもが抱いたことのある普遍的な感情と、自分自身にも解せない曖昧模糊とした慕情が、絶妙なグラデーションを織り成しながら溶け合っている。そして、彼女たちは6本のマイクと七変化する巧みなフロウで見事に描き切っているのだ。

そこに描かれた複雑かつ繊細な恋心とは???ami、mei、minanに語ってもらった。
―― 新曲「サマーファンデーション」ですが、そもそも「サマーファンデーション」って、「夏のファンデ」って意味ですか???
amimei&minan : 違うんですよ!
―― 違うんですか!?
minan : ファンデではなくて、「ファンデーション」には「基礎」とか「基盤」という意味がありまして、そこから「夏の基礎、基盤」。つまり「夏の地元の…」えーっと…(笑)
mei : 夏の定番!
minan : そう!定番ということで、地元のお祭りとかを思い浮かべてもらえるような曲になっています。そこから、この「サマーファンデーション」が「みなさんの夏の定番曲になればいいな」という想いも込めていたりしますね。
―― そういう深い意味があるんですね!「モア サマーファンデーション」と歌われていますけど、「モア」が付くとどういう意味になりますか?
minan : それはたぶん言葉の響きじゃないですかね!?
ami&mei : (笑)
―― あ、あぁ…。
ami : 「モア サマーファンデーション」自体には特に意味はないと思います。でも「定番」という意味では「もっとあなたの定番曲になればいいな」と。
minan : え?そういうこと???
ami : いや、まあ、その言葉自体に意味は無いとは思うんですけど、そこはみなさんの解釈次第で!(満面の笑みを浮かべながら)
―― なるほど!(笑)
minan : 歌詞に「モア」っていう部分を加えるまさにその現場にいたんですけど、それはもう本当に言葉の響きで…。素敵な言葉の響きを探して「モア」に辿り着いた、という感じですね。
―― ああ~、確かに「もっともっと定番になれば」という感じはしますよね。ところで、リリックを読ませていただいてすごく気になったのが「イネバフ」という言葉なんですが、これは何ですか???
minan : 「in neighborhood=イン・ネイバーフッド」です!
ami : 「地元」とか「近所」とか、そういう意味です!
mei : だからジャケットも「地元で集まった」感を出してるんですよね。
―― おお!そうですね!みなさんの歌詞では、しばしば英語の発音を独特のカタカナ表記しますよね。「On the microphone」を「オン・ザ・マイカフォン」とか。
amimei&minan : はいはい!
―― で、夏曲といえば……もちろん、lyrical schoolが2012年にリリースした「そりゃ夏だ!」という名曲がありますが(笑)
amimei&minan : フフフ(笑)
―― その時と今では、やはりだいぶ違いますか?
minan : lyrical schoolは夏曲を毎年出していて、「そりゃ夏だ!」の他にも「FRESH !!!」「Avec Summer」といった曲があるんですが、今回の「サマーファンデーション」はこれまでのサマーチューンとは違って、“切なさ”が強めに出ていると思います。「大人っぽい切なさ」とか「エモさの中にある切なさ」とか、今までとはまた別の方向に攻めた曲かな、と思いますね。
ami : “サマーアンセム”って感じですね。「切なさ」がいい感じに出ていて...。今までは「盛り上げる」感じの夏曲が多かったんですが、この曲も盛り上がるんですけども、歌詞がちょっとエモいので…。初めて披露した時にはTwitterとかで「泣いた!」とか呟いていた方もいたんです。
―― 「そりゃ夏だ!」の頃に比べて、ご自身は「成長したな」とか感じます?
mei : 「そりゃ夏だ!」の時は、やることに必死だったなって思いますね。初めてライヴで披露する時も、まだ何かステージで歌って踊ることにちょっと必死な部分もありました。ようやく安定してきた頃というか…。それに比べて今は、もうあれから4年も歌って踊り続けてきたわけなので、自分の歌は自分のものにしている部分もありますし、歌ってない時でもみんな見せ方がうまくなりましたね。
ami : 今meiが言ったとおり、確かに結構前のことなので、どうだったかなと思い出してみると、やはり必死でしたね。でも今は少し余裕が出てきた感じもあって、他のメンバーのパートに、合いの手を入れたり、ラップを重ねたりできるようになったし…。あと「このコ、この時の表情こんなだよな」っていうように他のメンバーの表情も見られるようになりましたね。前は間違えないようにすることだけで精一杯だったんですけど、今はお客さんの表情も見られるようになったし、他のメンバーのラップや歌を聴いて、「今日はちょっと違うフロウだな」とか「イントネーションが違うな」とか気づけるようになりました。
―― そういう風にフロウやイントネーションを変えているわけですね。
mei : 「そりゃ夏だ!」も、今の私たちがやると当時の音源とはまた違う曲になると思いますね。みんなのフロウとかも。
―― ところで、「そりゃ夏だ!」では、「甘美な夏の恋」をアイスクリームに喩えてアイドルっぽくストレートに歌っていましたよね。それに対して今作「サマーファンデーション」は、さきほどみなさんがおっしゃられたように「大人っぽさ」とか「日本情緒」のようなものが....
ami : あ~そうですね!
minan : それこそ地元の夏祭りのことをモチーフにしていますので、まさに日本情緒ですね。
―― みなさん意識しているかどうかはわからないですが、ヒップホップって’70年代にブロンクスで生まれたアフリカン・アメリカン文化じゃないですか。日本情緒をそれに乗せて歌うっていうのは、何か違和感だったり、面白さだったり、を感じることはありますか?
mei : 全体的にはそれほど意識はしなかったですけど、なんだろう…。ブリッジの部分は、まさに日本語の乗せ方が面白いな、と思いましたね。
―― ブリッジの部分って、あのカッコいいところですよね。あそこめっちゃ大好きなんですけど!
amimei&minan : うぁ!(拍手!)
ami : 「盆、盆、盆」とか、「お盆」の「盆」を3回書いた歌詞とかもあって。たぶん英語に聞こえるんじゃないかと思うんですよ。歌詞カードを見た時に「え?この盆なの!?」みたいな!(笑)そこが面白いなと思って。「神社ガイダンス」って部分も、「ジンジャ」って「神社」?みたいな、ね!(笑)
minan : それこそ、言葉のチョイスにラップの面白さみたいなものが表れてるなと思いましたね。
ami : それこそ日本語ラップの楽しさですよね!
minan : 神社ガイダンスって何だろう?って(笑)でも、それもラップに乗ったらカッコいい、楽しいですよね!
―― 「そりゃ夏だ!」で恋の高揚感をストレートに表したのに対して、「サマーファンデーション」では、ちょっと複雑な心情を描いていますよね。自分でもまだ恋の自覚がないような曖昧さなのか、もしくは、駆け引きしてるのかな、なんて感じたりもするんですが...。そういった感覚はみなさんもリアルに感じたりしたものですか?
minan : 先日インタヴューしてくださった方が、この歌詞“夏あるある”だよね、っておっしゃって。ああ、確かにそうだな、と。誰しもが経験したことのある過去だったり、それは今かもしれないですけど、いつか経験したことのあることを歌ってるんじゃないかな、と思いますね。
―― 例えば、日本人って「ものをはっきり言わない」っていうところがあって、それは悪いところでもあれば良いところでもあるんですが、「サマーファンデーション」の詞も、いろいろと解釈ができるように、曖昧な微妙な情感が歌われていますよね。
ami : 日本人ぽい感じはしますよね。外国人の方は「好きか嫌いか」のどちらかじゃないですか。海外ドラマとか観ていても感じるんですけど。でも、はっきり言わない、言えないのが日本人だと思うんですよ。確かにそう言われてみて、あ、日本的な情緒が感じられる部分もたくさんあるのかな、って思いますね。
女の子の葛藤とか、逸る気持ちとか、めちゃくちゃそこに表れてると思います!」(minan)
 
―― みなさん、夏祭りとかはよく行かれたり?
minan : いえ(笑)。私はあんまり記憶にないです....。
ami : 私はすごい行ってました。「サマーファンデーション」の歌詞を見て、中学生の頃にみんなで浴衣着て、夏祭りだったり花火大会に行ったりした時のことを思い出しましたね。そんな思い出の中には「恋」とか「駆け引き」のようなものもあったな、って。でも、これって聴く方によって、思い出すのが高校時代とか、中学時代だったりとか、大学時代だったりとか、全然違うんですよね。この曲ができた時にスタッフさんに「この曲を聴いて、自分の過去のいつ頃を思い出しました?」って尋ねてみたら、共学の人は「中学校、高校」とかなんですけど、女子校や女子大の人だったら「社会人になってから」だったり…。誰が聴いても自分のことのように捉えることができて、面白いなって思いました!
minan : ちなみに私は、自分の過去とかじゃなくて少女漫画を思い出しましたね。漫画の世界を…(笑)
―― なるほどね~。僕の先程の質問も、ラップ・ヒップホップっていうものに対する距離感と、日本的な情緒との距離感。今の若い方って、例えば浴衣着てお祭りに行くってことは、それほど日常的ではないのかな、と思いながらも、けっこうお祭り行ったり、花火行ったりもしていることもあるのかな、って思ったりして...。で、どれぐらいの身近なものなのかな、と。
mei : 女の子にとって浴衣って一つの楽しみでもあるので、それこそお祭りとかで「浴衣3割り増し」とか言うじゃないですか(笑)。それはなんか特別な日だな、と。浴衣着れてうれしいな、って思いますね。
minan : meiいっぱい持ってるもんね!
mei : そうなんです!浴衣大好きなんですよ!
―― 毎年着られてるんですか?
mei : 毎年着てましたね。最近はプライベートでは全く着ていなくて仕事でしか着ていないですけど、それまではずっと着てましたね。
―― お仕事で着ることも多いんですか?
mei : お仕事では、毎年夏に浴衣着る機会が多いですね。
―― 浴衣でライヴやったりするんですか???
minan : はい。インストアライヴだったり…。
ami : 特典会で着たり…。
―― ああ、なるほどね。ライヴはライヴでやって、その後特典会で浴衣を披露する、と。浴衣でライヴはさすがにないんですよね?
mei : それが、実は先日やっちゃったんですよ~。初めて浴衣を着て盆踊りライヴを!
ami : 櫓に見立てたステージを組んで、その周りをお客さんが回ってね!
mei : みんなで一緒に「ポンポン・パッ」て!(笑)
minan : 私、盆踊りをしたことがなかったので、すごく楽しかったです!またやりたいなー(笑)。
―― で…、これは誰のパートだろう...あ、minanさん!「あの花火は一度観たかったから、うれしくないわけじゃないんだけど、二人っきりだ」というのは、どんな心境なのかなぁ、と思って…
minan : (喰い気味に)いや、もうこれは~…そのまま、ですね。
―― 行きたいんですか?行きたくないんですか?(笑)
minan : もちろん行きたいんですよ!行きたいけど、「二人っきり…二人で会話が続くかなぁ」とか「場が持つかな」とか…。「行きたいんだけどどうしよう」「これで行って、なんか話がぎこちなくなって嫌われちゃったらどうしよう」とか、そういう女の子の葛藤とか、逸る気持ちとか、めちゃくちゃそこに表れてると思います!
ami : でも、そこに出てくる女の子は絶対行っただろうな、って思います。なんか、いろいろと言い訳を言いながらも、行ったんだろうな、って…。
―― ですよね。まあ、その後の詞を読むと「行って」ますよね???
amimei&minan : アハハハ(笑)
―― 行かないと曲が成り立たない部分もありますよね?(笑)でも、女性から見た…いや、これは男女関係なく個人差だと思いますが、僕なんか、これって「行ったらどうなるだろう?」っていう不安というよりも、なんか「ここで簡単になびいちゃうと負けかな」みたいな...
minan : ああ!駆け引きですね!
―― そうそう!ちょっとそういう面も感じたりして。それを考えると、「そりゃ夏だ!」の頃から比べると、かなり経験も豊富になり…
minan : 駆け引きもできちゃう女の子になった!
―― 実生活では4年前よりも「駆け引き」が上手くなりましたか???(笑)
amimei&minan : いやぁ~(笑)
minan : アイドルやってるので!!!
ami : 全然そんな...。
mei : 全くわかんないです!
minan : 逆にしなくなっちゃった、っていうか(笑)
ami : しなさすぎて!(笑)
―― そ、そうですか…。
minan : あ、でも、お客さんのハートを射止めるために!.....う~ん、やってないなぁ…。
―― アハハハ(笑)それは「駆け引き」じゃなく「純粋な気持ち」ですよね!???
minan : (笑)アイドルがファンの方を”釣る”って言うじゃないですか。
―― はいはい。
minan : 私は全然そんな小悪魔みたいなことできないですけど...。そういうのができるようになったら、素敵なアイドルになれそうだな、とかちょっと思っちゃったりして(笑)
―― (笑)あぁ、でもminanさんはそういうのをやらない感じがいいんじゃないんですか?
ami : minanはそんな風に見られるんですけど…。素でやってて、急にニコって笑ったりすると「やられ」ます!(笑)ファンの方は「やられる」んだろうな、って思っちゃいます!(笑)
minan : アハハハ(笑)
ami : 自分から釣ってる感じじゃないけど、釣られてる人は多いと思います!(笑)
―― ナチュラルで釣る、と!(笑)
minan : (笑)
―― なるほど~(笑)。あとですね。ayakaさんが歌ってる部分の最後ですが、「ずっと忘れないと思うんだ」ってところが非常にグッと来るんですが…。例えば、パーティ-------盆踊りとかお祭りだってパーティですけど、歌詞の中にも「君が見せた笑顔は泡沫」っていう部分があるように、パーティはいつか必ず終わってしまう儚いものじゃないですか。それが「永遠に続けばいい!」といった願いのようなものが込められているのかな、なんて思ったりしたんですが、みなさんはあの部分、どんな風に捉えていますか?
mei : みなさんに毎回のライヴがそう思ってもらえたらいいな、って思いますね。ライヴってその日その場限りのもの。でも、毎回のライヴが「忘れない思い出」としてみなさんの心に刻まれれば嬉しいな、と。ayakaがあのパートを歌う時には、そんな事を考えながら毎回ちょっとジーンと来ます。
minan : 「多分だけど絶対」というのもいいですよね。
mei : 「多分」「だけど」とか言いながら、「絶対忘れないだろ!」みたいな(笑)
minan : あの3つの単語の並びは最高ですね。
―― さすが、lyrical schoolですね!
minan : lyricalなだけ、ありますね!とか言って(笑)
ami : アハハハ(笑)
―― あと、サビのところで「今年も夏がくる ナニカシラをまとっている」とありますが、「ナニカシラ」って、みなさんそれぞれ何を想定して歌っていますか?
minan : う~ん、なんですかねぇ。それそこ「甘酸っぱい恋の予感」というか。わかんないですけど、夏っていうと「夏=出会い」みたいな曲って多いですよね。夏に出会って恋に落ちて、みたいな。それこそ、そういう甘酸っぱい恋の予感、みたいな感じなのかなぁ、って。
ami : 何か起こるか分からない、っていう感覚ですかね。夏はイベント事が多いじゃないですか。だからこそ、何が起こるか分からないけど、何らかの楽しみなんだと思っています。
―― 今年も何かありそうですか?
ami : 私たちには、う~ん、何かありそうにはないかもしれないんですけど~、「あるような気持ち」で歌ってます!(笑)
minan : lyrical schoolは夏が似合うグループだと言ってもらっているので、今年の夏も何かひと花咲かせたいね!
ami : 逆に私たちは「恋愛系」ではなくて…。メジャーデビューをしたので、そのメジャーデビューの先にある未来にワクワクしていますね!たくさんの人に知っていただいて、その先の未来には何が起こるか!? それをみなさんにもこの曲を聴いて感じて欲しいですね。
―― なるほど、では僕にもこの夏何か起こって欲しいな、と思いながら聴いてみたいと思います!(笑)
minan : リリスクと一緒に過ごしてもらえたら、楽しい夏になると思います!
―― meiさんはどうですか?
mei : 「ナニカシラ」ですか?えーっと....。別に何の予定がなくても夏が来るのって楽しみなんですよね。「夏が来る」っていう楽しみって、みんなあると思うんです。それこそ花火大会もあるし、お祭りとかいろんなイベントがあるし。夏休みに旅行いったりする人もいるし。私たちも「今年の夏はどういうイベントに出られるんだろう?」「どういうライヴができるんだろう?」「どんな風に過ごすんだろう?」っていう楽しみがあるので。「ナニカシラ」ってその全てを指してるんじゃないかと思いますね。
―― そういう意味では「ナニカシラ」って言葉はぴったりですね!
mei : そうそう!夏は「ナニカシラ」まとってるんですよ!(笑)
―― (笑)まあ、かなり湿気もまとっている感じはしますが!(笑)
amimei&minan : あー!(笑)
mei : あと、「サマーファンデーション」は、夏の帰り道とかに聴いて欲しいです!
minan : 夕暮れ時とかに。
mei : いっぱい遊んだ後に、あぁひとりで帰るの寂しいな、とか思う時にこの曲とか聴いてもらえると、ジーンと来るんじゃないかな、という気がします。
「強弱とかイントネーションとか語尾を上げたりとか、一つのセンテンスの中で本当にいろんなことをしているので、それを納得のいくものにするのが難しかったですね」(ami)
 
―― 「サマーファンデーション」のトラック部分についてお聞きしたいのですが、バンド・サウンドが基調になっています。ギターもリズム隊も生ですよね?
minan : はい。
ami : はい、全て。
―― トラックを最初聴いた時はどういう風に思いました?
ami : かっこいいなぁと。
minan : この曲は、いろんな層の方に刺さる曲だなと思いました。ラップを聴いたことがない方にも、アイドルを聴いたことがない方にも。
―― バンド好きの方にもいいですよね!
minan : そうですね。届いたらいいな、と思います!
mei : 音もそうですし、ヴァースとサビの歌い方も全く違うので、minanが言ったとおり、本当に色んな方に届いて欲しいなと思いますね。バンド・サウンドがめちゃくちゃカッコいいとか、サビのメロディが耳に残るとか、いろんな部分で印象的な曲になったのかな、って思います。
ami : そうですね。もちろんカッコいいってだけじゃなくて、ちょっと可愛らしい部分も入ってたりするので、アイドル好きの人にも突き刺さるんじゃないかな、と思います。ジャンルを超えていろんな方に聴いていただきたいですね。
―― ギターはAxSxEさん?
ami : はい。NATSUMENの。
―― NATSUMENとかお聴きになりますか?
minan : 以前「brand new day」を手掛けてくださった時にNASTUMENというバンドを知って、それで聴くようになりました。
―― 僕、ああいうバンドめっちゃ好きなんですけど...
minan : そうなんですね!
ami : 素敵な夏の曲が多いですよね。
―― ですよね。「夏を古くさせない」というのが彼らのテーマでもありますから、まさにこの曲にぴったりな感じですよね。でも、ステージではものすごいことやってますよね。フランク・ザッパみたいな、ソニー・シャーロックみたいな、ヘンリー・カウみたいな……みなさん、ちょっとポカーンとされてますが…(笑)
amimei&minan : アハハハ(爆笑)
minan : あ、わかりました!?(笑)
―― (笑)でも、ギターのカッティングも「歯切れよい」「小気味好い」だけじゃなくて、ちょっと粘っこいですよね!
minan : それがまたかっこいいですよね!
―― それが夏のキラキラというよりギラギラとした感じがしていいんですよね!
mei : ああ、そう!
minan : たしかに!
―― レコーディング自体は苦労しましたか?
mei : けっこう個人によって違いますね。
ami : 私はすごい苦労しましたね。なんか自分のラップが分からなくなったんです。どう表現したらいいんだろう、って…。レコーディングの前にプリプロダクションがあったんですけど、みんなプリプロを1日で終えるところを、私は2日間取ってもらって。でも、その2日間で試行錯誤して、レコーディングでようやく自分のラップができるようになりました。今回はすごい強弱とかイントネーションとか語尾を上げたりとか、一つのセンテンスの中で本当にいろんなことをしているので、それを納得のいくものにするのが難しかったですね。
―― いろいろと悩まれたんですね。自分の理想が高いんでしょうね。
ami : そうなのかわらかないですけど(笑)。でも、悩んだからこそいいものができたと思います!
―― お二人はどうですか?
mei : 「サマーファンデーション」は、私たち、仮歌が完成した状態では聴いていなかったんですね。ヴァース部分だけが出来上がっていて、サビとブリッジの部分は全く無かったんです。正直私も最初聴いた時はどういう曲になるのかが分からなかったんですけど、完成して「ああ、こうなるのか」と。それが今までのレコーディングとは一番違うところかな?
minan : そうだね!やはり、サビが入ってないと曲の雰囲気もイマイチ掴み切れないし、サビが入ってガラッと大きく変わったと感じましたね。
―― これからいっそうお忙しくなると、そんな風に作っていかなきゃいけないケースもどんどん増えていくような気もしますが...(笑)サビがまだできてない!とか!(笑)
mei : 頭の中でいろいろと想定しながら、対処していきます!(笑)
「『ああ、そんな感じで見てるんだ!』って思いましたね!なんかちょっと『一人の女の子』として見られているような気もして…」(mei)
 
―― その一方で、EDUのカバー曲「Kiss Me」。「そりゃ夏だ!」の歌詞の中では「口づけは未定」だったんですよね。でも、ここでは一転して「Kissを奨励する」曲になっています。「サマーファンデーション」では「日本情緒」が歌われているのですが、この曲では「日本人が一番苦手なこと」を推奨しています。
mei : そうですね!
ami : 正反対のことを歌ってます!(笑)
―― みなさんはKissを奨励されているんですか???(笑)
amimei&minan : え~!(笑)
ami : 挨拶代わりでするようなものではないな、とは思ってるんですが…。
minan : この曲のレコーディングでは、これまでの人生で最も多く「Kiss」という言葉を発しました!もうこの曲を録り終わる頃には「あぁ、Kissって簡単な挨拶かもしれないなぁ!」って錯覚に陥るぐらい!(笑)
ami : でも時間が経ってみると「いやいやいや、違う違う!」って!(笑)
minan : 絶対人前でやっちゃいけない!って(笑)
―― まあ、アイドルですからね。
minan : そうですね!でもまあ、アイドルじゃなかったとしても、そこはわきまえようよ、って感じですかね。人前でするなんて...。
―― でも、外国では挨拶代わりですよね?
minan : 外国だと全然いいと思います。それは文化の違いですから。やはり日本に住む者としては、そこはちょっと恥じらいの文化を持とうよ!っていう。(笑)海外に行ったらそれはいいと思いますけどね。
―― ある意味「Kiss」というのは必ずしも「物理的」な意味ではなく------というのも変な言い方ですが(笑)------「通じ合う」「仲間意識を持つ」といったことの象徴で、それを推奨している、と。
minan : そうですね。きっと、うん...。
―― そこを上手くまとめてください!(笑)
minan : えっ!「Kiss」とは?ですか???う~ん。簡単な挨拶ではないですねぇ~(笑)。なんですかねぇ~。う~ん。
mei : 恥ずかしい!キャーッってするもの!(他の2人のリアクションがなくて)えぇ???(笑)
ami : まあ、それもありますけど!(笑)仲良くなるための第一歩?
mei : えーっ!???
minan : ちょっと待って待って!
mei : ハハハハ(大爆笑)
ami : 「海外で」って考えたらですよ!海外だと、ほっぺにチューするって普通じゃないですか。でも、それをするともう仲間だよな、ってなるじゃないですか。
―― スキンシップですよね!
ami : そう。海外だとそうですけど…。日本では、と考えると全然別なので…。Kissとは?ってまとめるのはすごく難しいですね。で、今回は「海外版」のほうを言ってみました!(笑)
―― (笑)そういう意味では、歌うのは難しかったですか?自分なりに解釈して歌いこなすのは...。
minan : 一人称が「俺」とか、今までにない人称だったので、男性目線で「オラオラ系」の「Kissしようや!」みたいな(笑)
mei&ami : (大爆笑)
minan : そういうノリで歌うっていうのは難しかったです。
mei : 私は面白かったですね。「俺」もそうですし、普段使わない言葉を使っている部分が多いので、「これ、ライヴで観たらファンの方はどう思うんだろう?」って。すごいそれが楽しみで。
―― そうですよね。もしかしたらlyrical school史上、最もストレートかつ大胆な曲かもしれないですね。
minan : うんうん。
ami : そう!
mei : むしろ、Kissするとかそういうことは今までに歌詞に全く入っていなかったので…。それこそ「口づけは未定」で止まってた部分なので、それがなんか「オープンになりました」ってなって、ね?
ami : ずいぶんと具体的になったよね!
mei : 先日この曲をライヴで初披露した時に、お客さんも「可愛すぎて見れない!」みたいなことを言ってて...(笑)。「ああ、そんな感じで見てるんだ!」って思いましたね!なんかちょっと「一人の女の子」として見られているような気もして…。
minan : ステージ上の私たちを???
mei : そう、私たちを!私たちの見方がちょっと変わる歌なのかな、って思いました。
―― あ~なるほどね。逆に大胆なことを歌うところに、ちょっと恥じらいのようなものが見え隠れして...。
mei : 恥じらい。あるよね?amiちゃん!
ami : はい。初披露の時に、2ヴァース目の一番最初「Kiss Meお願い、Kissしてくれない」ってところから私なんですけど、普段全く言い慣れていない言葉じゃないですか。リハーサルの時とかは全然照れてなかったのに、お客さんを目の前にしたらすっごい照れてしまって...。
minan : 可愛い~っ!そこがいいんだよ!
ami : (笑)めっちゃ照れてしまって!それも全部お客さんに見られてしまって、「ヒュー!」とか言われて!それでさらに照れてしまって、やばいやばいと思って!(笑)
minan : それがいいんですよね。
ami : 本当に恥ずかしかったです。この恥ずかしさをどう克服して歌っていこうか、と…。
minan : いや、その恥じらいをもったままの方がいいよ!
mei : うん!この歌詞でしかそういう部分は見せられないから!他の曲だと出せない!
―― ある意味、これはステージ上のlyrical schoolをイジる曲ですね?
ami : いえいえいえ!(笑)
mei : あ、でもそういう見方もできるかも!(笑)
minan : 恥じらってる姿も楽しんでもらえれば!(笑)
―― でも面白いですよね。大胆な曲を歌うっていうことで、逆に恥じらった可愛い部分が浮き彫りになる…。これを選曲した方ってすごいですねぇ!
minan : フフ(笑)
mei : 最初は私たちも全然聴いたことがなかったんですけど、この曲を歌うことになった時はすごくびっくりしましたね。こんな大胆な曲を!?って。レコーディングすることになってからは、もうリリカルスクールの曲にしようと思って臨みましたけど(笑)。
―― (笑)。では、お時間も残り少なくなってきましたので、最後に、お仕事でもプライベートでもいいんですが、この夏やっておきたいことを、お一人ずつ!
ami : はい。私は去年水着を買ったのですが、プライベートで海に一回も行けなかったんですよ。私、海がとっても好きで、もともと湘南の方の生まれなので…。でも去年は行けなかった…。それがすごく悔しくて!なので、今年は絶対行きたいって思ってるんですけど、夏は忙しくなりそうなので……(笑)
―― なるほど...それは叶わないかもしれない、と。
ami : そしたらまた来年!
―― minanさんは?
minan : 私は……今年の夏は、美味しい冷やし中華を食べる!(笑)これはずっと立ててた目標で(笑)。ラーメンの名店とかはよく聞きますけど、冷やし中華の名店ってあまり聞かないな、と。どこで食べられるんですかねぇ~!情報待ってます!!!
―― では、呼び掛けます!冷やし中華の美味しいお店を教えてくれた方に「チェキプレゼント」ということで!(笑)
minan : おお!(笑)
ami : うぁ~!(笑)
mei : すごい!それ~!
―― 最後にmeiさん!上手く締めてください!(笑)
mei : 締めですよねぇ~(笑)。私はですね~。あの~、さっきも言ったんですけど。仕事でしか浴衣を着てなかったので、プライベートで浴衣を着て、歌詞のとおり「焼きそば」を食べたいですね!(笑)
minan : いいね~!行こうよ!
mei : いいね!プライベートでお祭りを楽しんで、自分も「サマーファンデーション」に浸りたいな、と。
―― お祭りに出演することとかないんですか???
mei : 出たいよね~!
minan : ね~!
ami : 花火大会とかも多いじゃないですか。花火とかお祭りに関する言葉も歌詞にたくさん入ってるので、ぜひそういうイベントにlyrical schoolで「サマーファンデーション」を歌いに行かせて欲しいです!
―― では、それも書いておきます!
amimei&minan : よろしくお願いしま~す!
―― 多分だけど絶対、大人の方たちのほうにはお話来てますよ!
minan : 来てますかね~!?
ami : 「やりたい!」という気持ちだけでも伝われば!
mei : でも、さっきも言ったように、今回リリースイベントでは自分たち発信の盆踊りライヴとか楽しいことが出来たので、これからの夏本番も「サマーファンデーション」を引っさげてもっと盛り上げていきたいですね!

(取材・文:石川真男)

 

 

【プロフィール】

 

2010年に結成。ayaka、minan、hime、yumi、mei、amiの6人からなるガールズ・ラップのパイオニア・グループ。結成当時は清純派ヒップホップ・アイドルユニット「tengal6」として活動し、2012年タワーレコード移籍後に「lyrical school」へと改名。

数多くのライヴとリリース/プロモーションを重ね、じわじわとシーンにその名を轟かせる。2014年の夏にはtofubeatsプロデュース「FRESH!!!」を引っさげ、ROCK IN JAPAN FES2014、SUMMER SONIC 2014にも出演。また2015年5月には初の全国ツアーを開催し、7月25日のツアー・ファイナルでは、グループ史上最大規模となるワンマンライブをZeppDiverCityで開催するなど、現在シーンにおいて最も注目されている唯一無二の6本MIC。

満を持して2016年4月27日に「RUN and RUN」でメジャー・デビュー。2016年5月28日からは自身初の主演映画「リリカルスクールの未知との遭遇」がシネマート新宿を皮切りに順次全国公開中。そして、7月6日にはメジャー第2弾シングル「サマーファンデーション」をリリース。

 

 

【チェキ・プレゼント!】

 

lyrical school最新リリース「サマーファンデーション」をご購入いただいた方より抽選で3名様に、ami、mei&minanのサイン入り3ショット・チェキをプレゼントいたします。ふるってご応募ください!

 

チェキプレゼント 【応募方法】 lyrical school「サマーファンデーション」をご購入いただき(「6tracksまとめ買い」の方のみを対象とさせていただきます)、「lyrical school サマーファンデーション チェキ希望」と明記のうえ、Eメールにて info_groovers@groovers.co.jp までご応募ください。
【締め切り】 8月15日23:59までにご購入(ご決済)の上ご応募ください。
【当選発表】 締め切り後、速やかに抽選を行い、ご当選者にメールにて通知いたします。ご当選メールを受け取った方は、返信メールにて賞品発送先を弊社にお知らせいただきます。その後直ちに賞品をご発送いたします。

※ なお、ご応募のメールに「minanにお薦めする“冷やし中華”名店」をお書き添えいただくと、当選確率が上がるかも!?いや、マジで!
既にご応募いただいている方も、上記のアドレスまで「“冷やし中華”名店」をお知らせいただきますと、お名前とメールアドレス照会の上、当選確率を上げさせていただく、かも!?いや、マジで!

当チェキ・プレゼントの応募期間は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。